2014年9月24日水曜日

制作の秋



食欲、読書、文化、運動…いろいろ秋はありますが、今年の私の秋は制作の秋になりそうです。



しかも、きもの。。。



久々に下絵から作って絵羽模様のきものをつくります。




相変わらず時間がなくて追われぎみですが、そんなギリギリ進行も嫌いではないのです。
むしろ燃えるのだと再確認した2014年、秋。




周囲のみなさんには迷惑をかけてしまって恐縮なんですがーー。すいません。




2013年3月の自分に言ってやりたいです。うかうかするなよ!!!と。
(当時、全ての縫い目で柄合わせのある訪問着をつくり終えて、もう二度とやることもあるまい…と油断していました。はは。)











2014年9月6日土曜日

袷入荷して〼


突然なんですが、友禅染をする際に使う材料の一つに、青花紙というものがあるのです。
それはツユクサの花の汁を紙にしみこませたもので、それを使って白い生地に下絵を
描くのです。



それを作っておられる方があと残り一人、という状況になって久しかったようなんですが、
ついにその方も引退されて、青花紙は今後つくられない、ということになってしまったそうです。



本青花の代用として、化学青花も開発されていますので、
実際とても困る、ということではないのかもしれないですが、
化学青花がない時代には、材料屋さんの軒先に、その時期になると
「青花入りました」と張り紙がされて、ああ、もうそんな季節かー、という
風物詩のようになっていたらしいです。

冷やし中華始めました。ああ、夏。のようなことです。




というようなイメージでタイトルを読んでいただけるといいかと思います。
(前置き長い)





というわけで、9月ですね!
矢のごとし!
私は7,8月薄物を着ませんでした!
ので反省して、4日に単を着ました。

夜だったので大丈夫かな、と思いましたが、
雨上がりで蒸していたので暑かったです。




とはいえ、矢のごとし!な日々ですから、
みなさま秋の用意もお忘れなく、でございます。




ご紹介いたします^^































こってりした刺繍が素敵な帯ですが、この着物も実際見ていただくと銀糸がキラキラして
きれいです。シンプルな柄のようですが、アクセントがあって素敵です。

































写真でまったく良さを伝えられない腕のなさを嘆きたいところですが、この青の着物は地染めがステキなのです。。。
帯の柄はすべて刺繍です。なんだか刺繍にばかり反応してしまう私。。。刺繍好きなんでしょうか。自覚してなかったです。


































なんともかわいらしい色合い!今は大人用の仕立になってますが、この生地で四つ身を仕立てたら、さぞかしかわいらしかろう、と妄想しております。
こんな着物をきた小さい女の子がいたら、周囲の大人はメロメロになるんではないでしょうか。
































柄のところは絞りです!
憎いくらいかわいいです!


































ろうけつ染の小紋に、綴れの帯です。
小紋はすごくピンクに写ってますが、実際はもう少し赤紫で
落ち着いた色合いです。

秋らしい色合いが素敵です。

帯は辛子系の縞なので、比較的なんにでもあう、
優秀な子ではないかと思います。

































椿の大島。
ああー、かわいいかわいい。
お若い方が着られても地味でない大島、いいですねえ。

































個人的にはこういうのも大好きです。
私のことを知っている人は、いかにも好きそう!と思うことでしょう。
これも実際はもう少しピンクが落ち着いた色味です。
























































袋帯や付下げも入ってます。
色無地や江戸小紋などもありますので、
長く着られるものを探されている方も、
ちょっといままでと違う雰囲気のものが欲しいという方も、
どうぞお気軽に遊びにいらしてくださいませ!